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河野 康則; JT-60チーム
Proceedings of 30th EPS Conference on Controlled Fusion and Plasma Physics (CD-ROM), 4 Pages, 2003/00
核融合研究において、計測は、プラズマ物理を理解すること、及びプラズマを制御することの両者において不可欠な役割を果たす。JT-60Uは、計測開発とこれを用いた実時間プラズマ制御の分野において、多くの実績を挙げてきた。制御の対象となるプラズマ物理量としては、例えば、プラズマ平均電子密度,核融合中性発生率,プラズマ蓄積エネルギー,中心電子温度,電子温度勾配,電子温度揺動,電流密度分布,放射損失量,真空容器内壁との距離,中性粒子圧力、などであり、また時にはそれらの組合せ同時制御が行われる。JT-60Uでの高性能核融合プラズマの生成とその維持の成功は、このような実時間プラズマ制御に負うところが大きい。本論文では、これまでにJT-60Uの実時間プラズマ制御に向けて開発整備された計測装置について概要報告を行う。
中瀬 吉昭
JAERI-M 89-151, 69 Pages, 1989/10
高分子材料表面の機能化に関する研究のために低エネルギイオン発生装置を試作した。本装置の基本性能、構成、電源系、排気系及び付属装置の概要とともに、試運転結果及び試験照射結果について報告する。本装置の特徴の一例として、Krビーム電源の最大値は、Tiターゲット上で、1.6mA(35kV)が得られた。高分子材料(フィルム)へのKrの試験照射の結果から、照射線量(時間)に対応した着色があり、その吸光度変化と、ビーム電流値(ファラデーカップによる測定)とに相関があることを見出した。これは、吸光度測定法による線量評価の可能性を示唆する。